前回の記事で 自由学園生活工芸研究所製の「背くらべ」を幅木をよけて壁にぴったり設置する計画を立てました。


 今回の記事で部屋の取り付け部分の確認と、取り付けに使う部材の用意をします。



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 板の継ぎ目部分です。カラフルなキャンバス生地が接着剤で留めてあります。



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 上部と下部の穴です。比べると上部の穴のほうがずいぶん大きいです。上の穴は使おうと思っている真鍮のネジの頭よりだいぶ大きくてネジが抜けてしまうので、下の部分を切ったものを重ねてボンドで接着し、ネジが抜けないようにします。



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 部屋の幅木です。「背くらべ」をそのまま壁につけると、幅木があるために壁に密着しません。幅木の高さと同じだけ「背くらべ」の下の部分を切り取って、壁にぴったり付けたいです。



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 固定用のネジやピンは製品には付属しないので、自分で用意します。手元にあった真ちゅう製のネジを磨いて使います。

 新しいものを買ってもいいのですが、真鍮ネジって結構高いんですよね。



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 ネジの頭をプロクソンのルーターで磨いてみました。ゴム砥石と呼ばれるアタッチメントで磨いてみました。後ろに見えるネジの右側が磨いたもの、左側が磨く前です。

 真鍮なので時間が経つとまた黒ずんできますが、最初はきれいなネジでとめることにします。(写真のルーターは廃番になってしまいました。軸を差し込むだけの簡易タイプで、抵抗をかけ過ぎると空回りしてしまいますが、軽量で使いやすいです。2016年現在、まだ使えていますが、もう一度復活させて欲しいです。)











 次の記事で「背比べ」を加工します。のこぎりで切るので緊張します。




この記事は、2012年2月23日にアップした記事を再編集したものです。





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