のりこしはゴミ当番です。当番とは、
三省堂の大辞林によれば、
小学館のデジタル大辞泉には
とあります。
どちらも「順に」という意味が書かれています。のりこしは我が家の「ゴミ当番ね♡」と呼ばれていますが、いくら言葉は生き物とはいえ、日常生活においては多少の誤用は許されるとはいえ、この「当番」使い方には甚だ疑問を感じ得ないのであります。
が、口に出しては言いません。兎にも角にも、のりこしはゴミを出さなければならないのです。出さないと自分がゴミに出されてしまうやもしれません。
かつては家のゴミを集めて回るのはゴミ出し当日の朝と決められておりました。もちろん不文律です。が、口に出しては言いません。朝の忙しい時間に台所の足踏み式ペールから20Lのゴミ袋を取り出し、新しいゴミ袋をセットし、取り出したゴミ袋にあちこちのゴミ箱のゴミを集めて回るのです。
最近、当日の朝でなくても良い事になりつつあります。何事も少しずつ、歩みは遅くとも一歩いっぽ進んで行けば変わるものです。
分別が進んだのも大きな理由の一つです。精肉のパックなども分別するようになり、それまで足踏みペールに直接投入していた、ドリップが付いているようなパックもさっと流してプラ容器の資源ごみにするようになったので、ほとんどの生ゴミまたは生ゴミ類が付着したゴミは小さいビニール袋に入れて捨てるようになり、臭いが減ったことにあります。
残る大きな問題は、ゴミ箱のゴミの回収です。ゴミ箱にレジ袋などをセットしている場合、レジ袋ごと捨てればいいのですが、大きめのゴミ箱などは、合う袋がなかったり、朝の時間に探している余裕がなかったり、これはイケるやろうと思って出してきた袋が小さすぎたり大きすぎたりでイライラさせられたり、袋を残してゴミだけ捨てたり、ゴミだけ捨てようとすると袋も出てきたり、かといって袋を無しにすると、ティッシュが底にぺっとり貼りついていたり、それを摘んで取るのにまたイライラしたりで、「朝からめっちゃブルーやわ」×週2日みたいな感じで、精神衛生的に大変よろしくない状態なのです。
そこで考えました。ゴミ箱規格化計画。
こんな感じです。業者さんというか、清掃関連の職場では規格化は当たり前とは思います。ウチも規格化&効率化して、イライラ軽減を目指します。
ゴミ箱です。買ってきました。考えた条件としては、
なかなか希望に叶うものはないものです。ネットなどでも探してみましたが、店頭でも手に取ってみて、結局これにしました。商品名はdustper(ダスパー)です。
色も落ち着いた展開で、木目、チーク、ナチュラル(内側ホワイト)、ナチュラル(内側ライトブルー)、ナチュラル(内側グリーン)などがあります。
底面を見ると、ダスパー 木目MK (S) DS-1と書いてあり、製造元は(株)藤栄とあります。また、細かい品質表示に品名:ダスパークズイレ、塗装:ウレタン塗装、材質:ABS樹脂、サイズは直径156×高さ200mm。容量3.4Lと書いてあります。
ゴミ箱にしてはそこそこいい値段と感じましたが、持って帰ってみると、桜の幹調の柄がいい感じです。桜調と書いたのは桜っぽ過ぎない柄でということで、桜の幹のポツポツが描かれていないのです。ポツポツが描かれていると部屋を選びそうですが、「桜の色合いですが普通の木目」なので和洋どちらでも合うのではないかと思います。
これに合うポリ袋を探さなければなりません。そのためには円周の長さの情報が必要です。直径156mmと書いてあるので、直径×3.14=489.84mm→約50cmと計算できます。切り上げているのは、大きめに見積もった方がポリ袋の大きさとしては適切(ゴミ箱より小さいと入らないが少し大きいのは問題ない)ということからです。
記事を書きながら計算しましたが、実際はメジャーで測りました。計算とほぼ同じです。実は、後述のポリ袋のサイズにもアタリを付けつつ、雑貨屋さんとか、スーパーの生活用品売り場とか、家具屋さんとか、ニ○リとか、ホームセンターとか100円均一とか、メジャー片手にあちこち測って回りました。怪しいオジさんと思われないよう最大限の努力をしましたが、悲しいかな店によっては遠くからの視線を感じましたね(^^;)。
円周が50cmということは、袋の幅が25cmあれば入るということです(←この計算というか、感覚を楽にするために丸いことを条件にしました)。ゴミ箱の高さが200mm=20cmで、折り返すことを考えるとプラス10cm程度と見積もって、幅25cm、高さ30cmのポリ袋を探しました。
意外と近くにありました。縦35cm×横25cmです。高さが予定していたより少々長いですが、ゴミ箱から取り出した後にくるっと手際よく括ることまで考えると、プラス15cmはかえって都合が良さそうです。値段も十分許容範囲内です。
セットしてみました。あまりにぴったりで感動です。メジャー片手に彷徨った甲斐がありました。これからレジ袋と格闘しなくてもよいかと思うと涙が出そうです。
ゴミ箱を規格化したことで、思わぬ効果もありました。「袋の幅が25cmあればゴミ箱にセットできる」と認識できたことで、レジ袋にしろビニール袋にしろ紙袋にしろ、ゴミ箱にセットできるかどうか線引きができ、①ゴミ箱に使えない、②ゴミ箱に使える、③ゴミ箱には大きいので他の用途に使う、の判断が即座にできるようになったのです。
のりこしの手のひらを開いたときに親指から小指までがちょうど20cmなので、25cmの判断はいちいち定規を使わなくてもすぐにできます。職場で捨てられていた包装材なども選んで持って帰れます。ちょっとテープやシールが付いてはいるものの、わざわざお金を出して買ったポリ袋より断然品質の良い袋ばかりで、今まで全部捨てていたのかと愕然とします。
他にも、これまで使いにくかった本屋さんの袋など、袋の供給が安定したので、せっかく買ったポリ袋も全然減りません。むしろスーパーのレジ袋の方が処分に困るようになってしまい、大きいレジ袋は敬遠するようになりました。
余談ですが、このダスパーを買うときに1個買って、すぐまた1個買いました。2個目の側面シール(dustper こだわりの品質で快適空間づくりのお手伝い・・・)と書いてあるシールを剥がすときに、塗装まで剥がれてしまいました。買ったお店に持ち込んだのですが、「このシールは貼ったまま使うもので、剥がしてしまった場合は対応できかねる」旨の返事だったので、猛抗議しました。
質感とデザインを売りにしているゴミ箱でそんなバカかなことがあるか、メーカーに聞いてみてくれ(日曜の夕方なのでメーカーは営業していないでしょうが)、あんたはこのシールを貼ったまま使うのかと(実際にはもう少し丁寧に)言うと、「私はシールは貼ったまま使いますけど…」などとぶつぶつ言いつつではありましたが、交換に応じてくれました。写真を撮っておけばよかったのですが、閉店間際ということもあり、慌てて持っていったので撮るのを忘れていました。
1個目も交換してもらった2個目もシールは問題なくはがせたので、塗装がめくれてしまったのは、輸送中に高温になって接着強度に変化があったとか、シールのところにたまたま傷があって、そこから塗装がめくれてしまったとか、塗装が相対的に弱い部分があったとか、偶発的な理由からだと思っています。
通販サイトなどの商品説明には「高級漆器の上質感とプラスチックの気軽さ。相反するように思える異素材のいいところを併せ持つゴミ箱、DUSTPERダスパーです。表の塗りの部分は、紀州漆器の塗り職人が1台1台丁寧に塗りあげ、味わい深い仕上がり。」と書いてありますので、塗装は独特なものかもしれません。
ただ、塗装が剥がれる可能性もあるということで、シールをめくるときは慎重にされることをお勧めします。
「当番」制は続きそうです。こんなところから日本語が乱れていくんですね………。大辞林も大辞泉も用例が家事なのも含蓄があります。辞書を編んだ人も心当たりがあるのかもしれません。
三省堂の大辞林によれば、
順に入れ代わってする仕事の,番に当たること。また,その人。 「掃除-」
小学館のデジタル大辞泉には
順送りに仕事の番に当たること。また、その番に当たる人。「炊事―」
とあります。
どちらも「順に」という意味が書かれています。のりこしは我が家の「ゴミ当番ね♡」と呼ばれていますが、いくら言葉は生き物とはいえ、日常生活においては多少の誤用は許されるとはいえ、この「当番」使い方には甚だ疑問を感じ得ないのであります。
が、口に出しては言いません。兎にも角にも、のりこしはゴミを出さなければならないのです。出さないと自分がゴミに出されてしまうやもしれません。
かつては家のゴミを集めて回るのはゴミ出し当日の朝と決められておりました。もちろん不文律です。が、口に出しては言いません。朝の忙しい時間に台所の足踏み式ペールから20Lのゴミ袋を取り出し、新しいゴミ袋をセットし、取り出したゴミ袋にあちこちのゴミ箱のゴミを集めて回るのです。
最近、当日の朝でなくても良い事になりつつあります。何事も少しずつ、歩みは遅くとも一歩いっぽ進んで行けば変わるものです。
分別が進んだのも大きな理由の一つです。精肉のパックなども分別するようになり、それまで足踏みペールに直接投入していた、ドリップが付いているようなパックもさっと流してプラ容器の資源ごみにするようになったので、ほとんどの生ゴミまたは生ゴミ類が付着したゴミは小さいビニール袋に入れて捨てるようになり、臭いが減ったことにあります。
残る大きな問題は、ゴミ箱のゴミの回収です。ゴミ箱にレジ袋などをセットしている場合、レジ袋ごと捨てればいいのですが、大きめのゴミ箱などは、合う袋がなかったり、朝の時間に探している余裕がなかったり、これはイケるやろうと思って出してきた袋が小さすぎたり大きすぎたりでイライラさせられたり、袋を残してゴミだけ捨てたり、ゴミだけ捨てようとすると袋も出てきたり、かといって袋を無しにすると、ティッシュが底にぺっとり貼りついていたり、それを摘んで取るのにまたイライラしたりで、「朝からめっちゃブルーやわ」×週2日みたいな感じで、精神衛生的に大変よろしくない状態なのです。
そこで考えました。ゴミ箱規格化計画。
- ゴミ箱を全部同じ大きさにする。
- ゴミ箱にはポリ袋をセットして、ポリ袋ごと捨てる。ポリ袋はゴミ箱に合うものを買う。
- ゴミの日に合わせて捨てなくても良い。各ゴミ箱に溜まったら適宜捨てる。
- 最終集積所の台所の足踏みペールまでは各ゴミ箱担当(ご想像どおり担当はほとんどのりこしですが…。)が持ってくる。
- 足踏みペールから出すのはゴミの日の朝でなくても良い。
こんな感じです。業者さんというか、清掃関連の職場では規格化は当たり前とは思います。ウチも規格化&効率化して、イライラ軽減を目指します。
ゴミ箱です。買ってきました。考えた条件としては、
- 長く使えること
- 大きすぎないこと
- 買い替え・買い足しができるように安定供給されていること
- モデルチェンジがないこと
- カラフルでなくてもよいから白系統と黒系統の展開があること
- 丸いこと
- 高価すぎないこと
なかなか希望に叶うものはないものです。ネットなどでも探してみましたが、店頭でも手に取ってみて、結局これにしました。商品名はdustper(ダスパー)です。
色も落ち着いた展開で、木目、チーク、ナチュラル(内側ホワイト)、ナチュラル(内側ライトブルー)、ナチュラル(内側グリーン)などがあります。
底面を見ると、ダスパー 木目MK (S) DS-1と書いてあり、製造元は(株)藤栄とあります。また、細かい品質表示に品名:ダスパークズイレ、塗装:ウレタン塗装、材質:ABS樹脂、サイズは直径156×高さ200mm。容量3.4Lと書いてあります。
ゴミ箱にしてはそこそこいい値段と感じましたが、持って帰ってみると、桜の幹調の柄がいい感じです。桜調と書いたのは桜っぽ過ぎない柄でということで、桜の幹のポツポツが描かれていないのです。ポツポツが描かれていると部屋を選びそうですが、「桜の色合いですが普通の木目」なので和洋どちらでも合うのではないかと思います。
これに合うポリ袋を探さなければなりません。そのためには円周の長さの情報が必要です。直径156mmと書いてあるので、直径×3.14=489.84mm→約50cmと計算できます。切り上げているのは、大きめに見積もった方がポリ袋の大きさとしては適切(ゴミ箱より小さいと入らないが少し大きいのは問題ない)ということからです。
記事を書きながら計算しましたが、実際はメジャーで測りました。計算とほぼ同じです。実は、後述のポリ袋のサイズにもアタリを付けつつ、雑貨屋さんとか、スーパーの生活用品売り場とか、家具屋さんとか、ニ○リとか、ホームセンターとか100円均一とか、メジャー片手にあちこち測って回りました。怪しいオジさんと思われないよう最大限の努力をしましたが、悲しいかな店によっては遠くからの視線を感じましたね(^^;)。
円周が50cmということは、袋の幅が25cmあれば入るということです(←この計算というか、感覚を楽にするために丸いことを条件にしました)。ゴミ箱の高さが200mm=20cmで、折り返すことを考えるとプラス10cm程度と見積もって、幅25cm、高さ30cmのポリ袋を探しました。
意外と近くにありました。縦35cm×横25cmです。高さが予定していたより少々長いですが、ゴミ箱から取り出した後にくるっと手際よく括ることまで考えると、プラス15cmはかえって都合が良さそうです。値段も十分許容範囲内です。
セットしてみました。あまりにぴったりで感動です。メジャー片手に彷徨った甲斐がありました。これからレジ袋と格闘しなくてもよいかと思うと涙が出そうです。
ゴミ箱を規格化したことで、思わぬ効果もありました。「袋の幅が25cmあればゴミ箱にセットできる」と認識できたことで、レジ袋にしろビニール袋にしろ紙袋にしろ、ゴミ箱にセットできるかどうか線引きができ、①ゴミ箱に使えない、②ゴミ箱に使える、③ゴミ箱には大きいので他の用途に使う、の判断が即座にできるようになったのです。
のりこしの手のひらを開いたときに親指から小指までがちょうど20cmなので、25cmの判断はいちいち定規を使わなくてもすぐにできます。職場で捨てられていた包装材なども選んで持って帰れます。ちょっとテープやシールが付いてはいるものの、わざわざお金を出して買ったポリ袋より断然品質の良い袋ばかりで、今まで全部捨てていたのかと愕然とします。
他にも、これまで使いにくかった本屋さんの袋など、袋の供給が安定したので、せっかく買ったポリ袋も全然減りません。むしろスーパーのレジ袋の方が処分に困るようになってしまい、大きいレジ袋は敬遠するようになりました。
余談ですが、このダスパーを買うときに1個買って、すぐまた1個買いました。2個目の側面シール(dustper こだわりの品質で快適空間づくりのお手伝い・・・)と書いてあるシールを剥がすときに、塗装まで剥がれてしまいました。買ったお店に持ち込んだのですが、「このシールは貼ったまま使うもので、剥がしてしまった場合は対応できかねる」旨の返事だったので、猛抗議しました。
質感とデザインを売りにしているゴミ箱でそんなバカかなことがあるか、メーカーに聞いてみてくれ(日曜の夕方なのでメーカーは営業していないでしょうが)、あんたはこのシールを貼ったまま使うのかと(実際にはもう少し丁寧に)言うと、「私はシールは貼ったまま使いますけど…」などとぶつぶつ言いつつではありましたが、交換に応じてくれました。写真を撮っておけばよかったのですが、閉店間際ということもあり、慌てて持っていったので撮るのを忘れていました。
1個目も交換してもらった2個目もシールは問題なくはがせたので、塗装がめくれてしまったのは、輸送中に高温になって接着強度に変化があったとか、シールのところにたまたま傷があって、そこから塗装がめくれてしまったとか、塗装が相対的に弱い部分があったとか、偶発的な理由からだと思っています。
通販サイトなどの商品説明には「高級漆器の上質感とプラスチックの気軽さ。相反するように思える異素材のいいところを併せ持つゴミ箱、DUSTPERダスパーです。表の塗りの部分は、紀州漆器の塗り職人が1台1台丁寧に塗りあげ、味わい深い仕上がり。」と書いてありますので、塗装は独特なものかもしれません。
ただ、塗装が剥がれる可能性もあるということで、シールをめくるときは慎重にされることをお勧めします。
「当番」制は続きそうです。こんなところから日本語が乱れていくんですね………。大辞林も大辞泉も用例が家事なのも含蓄があります。辞書を編んだ人も心当たりがあるのかもしれません。